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おたからや戸塚店のブログ

アレキサンドライトだけじゃない。「カラーチェンジ」するサファイアやガーネットの希少価値|おたからや 大船東口店

  • 執筆者の写真: おたからや大船店スタッフ2号
    おたからや大船店スタッフ2号
  • 7 時間前
  • 読了時間: 7分

「太陽の下では緑色に見えたのに、家の電球の下だと赤紫色に見える…この宝石は一体何だろう?」 「色が変わる宝石といえばアレキサンドライトが有名だが、他にもそんな不思議な石があるのだろうか?」

バイカラーの宝石

皆様、こんにちは。大船駅東口からすぐの買取専門店 おたからや大船東口店です。宝石の中には、当てる光の種類によって劇的に色を変える、まるで魔法のような性質を持つものがあります。その代表格として、希少性と美しさから「宝石の皇帝」とも称されるアレキサンドライトは有名です。

しかし、この神秘的な「カラーチェンジ効果」は、アレキサンドライトだけの専売特許ではありません。実は、サファイアやガーネットといった、より身近な宝石の中にも、稀にこの特別な性質を持つものが存在し、驚くほどの価値を持つことがあるのです。


この記事では、アレキサンドライト以外にも存在する「カラーチェンジ宝石」、特にカラーチェンジサファイアとカラーチェンジガーネットに焦点を当て、その魅力、希少価値、そして見分け方のポイントについて、プロの視点から詳しく解説してまいります。


カラーチェンジ効果とは?- 光源が生み出す色彩の魔法


まず、「カラーチェンジ効果」とはどのような現象かをご説明します。 これは、宝石を異なる光源の下で見た時に、その色が明らかに変化して見える光学効果のことです。一般的には、自然光(太陽光)や蛍光灯の下で見た時の色と、白熱灯やロウソクの光の下で見た時の色とで、顕著な色の変化が現れます。

この不思議な現象は、宝石の結晶構造の中に、クロムやバナジウムといった特定の金属元素が微量に含まれていることと、その宝石が持つ光の吸収・反射の特性によって引き起こされます。異なる光源(太陽光と白熱灯では含まれる光の波長が異なります)からの光が宝石を通過する際に、吸収される色の波長が変化し、結果として私たちの目に届く色が変わって見えるのです。

この効果を示す宝石は「カラーチェンジストーン」と呼ばれ、その希少性と神秘性から、コレクターの間で非常に高く評価されます。


アレキサンドライト以外の「色の魔術師」たち


アレキサンドライト(クリソベリルの一種)がカラーチェンジストーンの代表格ですが、他にも魅力的な仲間たちがいます。


1. カラーチェンジサファイア - 青から紫への変身


サファイアといえば、美しいブルーを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、サファイアの中にも稀に、光源によって色を変えるものが存在します。


  • 色の変化: 太陽光や蛍光灯の下では青色、緑がかった青色、あるいは灰色がかった青色に見え、白熱灯の下では紫色、赤紫色、ピンクがかった紫色へと変化するのが一般的です。アレキサンドライトほど劇的な緑から赤への変化ではありませんが、はっきりとした色の変化は非常に魅力的です。

  • 価値を決めるポイント: 色の変化がどれだけはっきりと、そして美しく起こるかが最も重要です。また、それぞれの光源下での地色(青色や紫色)が、鮮やかで美しいことも高く評価されます。もちろん、透明度が高く、インクルージョンが少ないことも価値を高めます。

  • 産地と希少性: スリランカ、マダガスカル、タンザニアなどが産地として知られていますが、美しいカラーチェンジ効果を示す高品質なサファイアは非常に希少です。特に、アレキサンドライトのような緑から赤への変化に匹敵するほどの劇的な変色効果を持つものは、「カラーチェンジアレキタイプサファイア」などと呼ばれ、極めて高値で取引されることがあります。


2. カラーチェンジガーネット - 多彩な変色を見せるカメレオン


ガーネットは、赤色のものが有名ですが、実は非常に多彩な色を持つ宝石グループです。そして、その中にもカラーチェンジ効果を示す希少なタイプが存在します。


  • 色の変化: カラーチェンジガーネットの色の変化は、産地や含有される成分によって様々です。

    • 太陽光下で緑色や青緑色、白熱灯下で赤紫色やピンク色に変化するもの(アレキサンドライトに似た変化)。

    • 太陽光下でカーキ色や茶色、白熱灯下で赤みがかったピンク色やオレンジ色に変化するもの。

    • 青色から紫色に変化するタイプなど、非常に多様です。

  • 価値を決めるポイント: アレキサンドライトに匹敵するような、緑から赤への劇的で鮮やかな色の変化を示すものは、特に高く評価されます。色の変化の度合いが弱いものや、色合いが褐色がかっているものは評価が下がります。透明度が高く、インクルージョンが少ないことも重要です。

  • 産地と希少性: マダガスカル、タンザニア(ウンバ)、スリランカなどが産地として知られています。ガーネット全体の中では、カラーチェンジ効果を示すものは極めて稀であり、特に高品質なものはアレキサンドライトに次ぐ価値を持つこともあります。


カラーチェンジ宝石の価値を見極めるポイント


これらのカラーチェンジ宝石の価値を正確に見極めるには、以下の点を総合的に評価します。


  1. 色の変化の度合いと鮮明さ: これが最も重要です。どれだけはっきりと、そして劇的に色が変わるか。変化前後の色がどちらも美しいか。

  2. 地色(それぞれの光の下での色)の美しさ: 色の変化だけでなく、それぞれの光源下で見える地色そのものが、鮮やかで魅力的であることが求められます。

  3. 透明度とインクルージョンの少なさ: 石の輝きを妨げるようなインクルージョンや傷が少なく、クリアであるほど高評価です。

  4. カラット(大きさ): 高品質なカラーチェンジ宝石は、大きな結晶が産出されにくいため、カラットが大きくなるほど、その価値は飛躍的に上昇します。

  5. 産地: 特定の産地(例えば、ブラジル産のアレキサンドライトなど)のものは、高品質の代名詞として評価が高まることがあります。

  6. 鑑別書の重要性: カラーチェンジ効果の有無や、それが天然石であること、そして時には産地までを証明するのが鑑別書です。信頼できる鑑別機関(GIA、CGLなど)の鑑別書があれば、その価値は客観的に保証されます。


「もしご自宅に…」価値あるカラーチェンジ宝石の可能性


  • 「遺品整理で見つけた古い指輪。石の色が、部屋の明かりで見るときと、窓際で太陽の光を当てて見るときで、明らかに違う気がする。」

  • 「昔、海外で購入したペンダント。店員に『アレキサンドライトのような石だ』と言われた記憶があるが、鑑別書はない。」

  • 「サファイアだと思って身に着けていたネックレス。白熱灯の下で見ると、なんだか紫色っぽく見えることに最近気づいた。」


このような、光源によって色が変わるように見える宝石は、ご自身が思っている以上の価値を秘めた、希少なカラーチェンジストーンである可能性を秘めています。


カラーチェンジ宝石の価値、大船で正しく鑑定します!「おたからや大船東口店」へ


「この石、本当に色が変わるのか見てほしい」 「アレキサンドライトじゃないかもしれないけど、価値はあるのだろうか?」

そのようにお考えでしたら、ぜひ一度、買取専門店 おたからや大船東口店にご相談ください。


  • カラーチェンジ宝石への深い専門知識: 当店は、アレキサンドライトはもちろんのこと、カラーチェンジサファイアやカラーチェンジガーネットといった、専門的な知識を要する希少な宝石の査定においても、深い知見と豊富な実績がございます。

  • 色の変化を正確に評価: 専用のペンライトなどを用いて、様々な光源下での色の変化を丁寧に確認し、その変化の度合いと美しさを正しく評価いたします。

  • 鑑別書がないお品物も歓迎: 鑑別書がない場合でもご安心ください。経験豊富な査定士が丁寧に拝見し、その宝石が持つ本来の価値を見極めます。

  • 便利な買取システム: おたからや大船東口店は、大船駅東口からすぐの場所にございます。店頭での無料査定はもちろん、高価なジュエリーを持ち運ぶのがご不安な場合には、ご自宅までお伺いする出張買取も承っております。


まとめ:その輝きの変化は、自然が生んだ奇跡の証


光によってその姿を変える、神秘的なカラーチェンジ宝石。その代表格はアレキサンドライトですが、サファイアやガーネットの中にも、稀にその奇跡の性質を持つものが存在し、高い価値で取引されています。

大船にお住まいの皆様、ご自宅の宝石箱に眠る、色が変わる不思議な宝石はありませんか? それは、単なる珍しい石ではなく、自然が生んだ稀有な芸術品かもしれません。


ぜひ一度、買取専門店 おたからや大船東口店の無料査定をご利用いただき、その神秘的な輝きに秘められた真の価値を確かめてみませんか?

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