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おたからや戸塚店のブログ

夏の汗・湿気は大敵!ジュエリーや時計のダメージを防ぐ簡単ケア方法|おたからや 大船東口店

  • 執筆者の写真: おたからや大船店スタッフ2号
    おたからや大船店スタッフ2号
  • 7月18日
  • 読了時間: 9分

更新日:7月20日

「日差しが眩しい夏の季節、お気に入りのジュエリーや時計を身に着けて、お出かけする機会も増えますね」 「しかし、夏の楽しさの裏側で、強力な紫外線、そして悩ましい『汗』と『湿気』が、あなたの大切な資産に静かにダメージを与えていることをご存知でしょうか?」

時計を拭く

皆様、こんにちは。大船駅東口からすぐの買取専門店 おたからや大船東口店です。私たちは日々、お客様の大切なジュエリーや時計を拝見しておりますが、特に夏を越したお品物には、汗や湿気によるダメージが見受けられることが少なくありません。一度損なわれた輝きやコンディションは、その価値を大きく下げてしまう可能性があります。

この記事では、夏の過酷な環境から大切なジュエリーや時計を守るために、ご家庭でできる簡単なケア方法と注意点を、プロの視点から詳しく解説してまいります。正しい知識で、夏の思い出と共に、大切な資産の輝きも守りましょう。


なぜ夏は危険?汗と湿気がジュエリー・時計に与える深刻なダメージ


夏特有の環境は、なぜジュエリーや時計にとってこれほどまでに過酷なのでしょうか。その主な原因は「汗」と「湿気」です。

  • 「汗」の成分とその影響: 汗には、塩分、水分、そして皮脂や尿素、アンモニアといった酸性の成分が含まれています。これらが付着したまま放置されると、

    • 貴金属の変色・腐食: 金(K18など)の割金として含まれる銀や銅、あるいは銀製品(シルバー925など)は、汗の成分と化学反応を起こし、黒ずみや変色の原因となります。

    • 宝石の輝きの低下: 真珠、サンゴ、トルコ石、オパールといった有機質や多孔質の宝石は、汗の酸や油分を吸収しやすく、表面の美しい輝き(テリ)を失ったり、黄ばんだり、シミになったりする原因となります。ダイヤモンドでさえ、皮脂汚れが付着すると輝きが鈍ってしまいます。

    • メッキの剥がれ: メッキ製品は、汗によってコーティングが剥がれやすくなります。

  • 「湿気」の影響: 日本の夏は非常に湿度が高くなります。この湿気は、

    • 金属の酸化・錆の促進: 空気中の水分は、金属の酸化を促進し、錆や変色の原因となります。

    • 時計内部への侵入: 時計の防水性能は、経年劣化したパッキンなどによって低下している場合があります。高い湿度や急激な温度変化(屋外から冷房の効いた室内へ入るなど)によって、時計内部に湿気が侵入すると、文字盤のシミや、心臓部であるムーブメントの錆に繋がり、致命的な故障を引き起こす可能性があります。

    • 保管環境の悪化: ジュエリーボックス内に湿気がこもると、ジュエリー自体だけでなく、箱の内側の布地にカビが発生したり、接着剤が劣化したりする原因にもなります。

これに加えて、夏の強い紫外線は、アメシストやローズクォーツ、オパールといった一部の宝石の色を褪せさせる原因にもなり得ます。まさに、夏はジュエリーや時計にとって四面楚歌の状態なのです。


【ジュエリー編】夏のダメージを防ぐ簡単ケアと保管のコツ


大切なジュエリーを夏のダメージから守るための、簡単ケア方法をご紹介します。


① 着けるタイミングと場所を選ぶのが基本 夏のアクティブなシーンでは、思い切ってジュエリーを外す勇気も必要です。

  • 海水浴、プール、温泉、サウナ: 必ず外しましょう。塩分や塩素、硫黄成分はダメージの直接的な原因です。

  • スポーツやアウトドア活動: 大量に汗をかく場面では外すのが賢明です。

  • 日焼け止めや香水の使用時: ジュエリーは、日焼け止めや香水、ヘアスプレーなどを使い終え、肌が乾いてから、身支度の最後に着けることを徹底しましょう。

② 使用後の「ひと拭き」を毎日の習慣に これが最も簡単で、最も効果的なケアです。ジュエリーを外したら、必ずセーム革やマイクロファイバークロス、メガネ拭きといった、柔らかく乾いた布で優しく拭いてから仕舞う習慣をつけてください。これだけで、表面に付着した汗や皮脂の大部分を取り除くことができ、変色や輝きの低下を大幅に防げます。

③ 定期的な洗浄(素材別の注意点を守る) 汗を多くかいた日や、汚れが気になってきたら、素材に合わせた洗浄を行いましょう。

  • ゴールド(K18, K24)・プラチナ・ダイヤモンド: 比較的手入れがしやすい素材です。中性洗剤を数滴溶かした人肌程度のぬるま湯にしばらく浸し、毛先の柔らかい歯ブラシなどで優しくブラッシングします。その後、流水でしっかりと洗剤を洗い流し、柔らかい布で水分を完全に拭き取ってください。

  • シルバー: 汗や皮脂が付いたまま放置するとすぐに黒ずみます(硫化)。使用後はすぐに拭くことが鉄則です。黒ずんでしまった場合は、市販のシルバー専用のクロスやクリーナーを使用しましょう。

  • 特に注意が必要なデリケートな宝石: 真珠、サンゴ、トルコ石、オパール、エメラルド、象牙といった宝石は、水や洗剤、熱、乾燥に非常に弱いものが多くあります。これらの宝石がついたジュエリーの洗浄は、専門家に任せるのが最も安全です。ご家庭でできるのは、基本的には乾拭き、どうしても汚れが気になる場合は、固く絞った柔らかい布で優しく表面を拭う程度に留めてください。超音波洗浄機は絶対に使用してはいけません。

④ 夏場の保管方法 湿気対策が鍵となります。

  • 風通しの良い場所で: ジュエリーボックスは、湿気がこもりやすい窓際や、温度変化の激しい場所を避け、風通しの良い場所に置きましょう。

  • 乾燥剤の活用: ジュエリーボックスに、シリカゲルなどの宝飾品用の乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気対策に効果的です。

  • 個別に保管: 傷を防ぐため、他のジュエリーと接触しないよう、仕切りのあるボックスや、一つずつ布袋に入れて保管するのは年間通しての基本です。


【時計編】夏のダメージを防ぐ簡単ケアと保管のコツ


時計、特に機械式のヴィンテージウォッチにとって、夏は一年で最も過酷な季節です。


① 汗対策はベルト(ブレスレット)から 汗が最も直接的にダメージを与えるのが、手首に密着するベルト部分です。

  • 金属ブレスレット: 使用後は、ケースの裏側(裏蓋)やブレスレットについた汗や皮脂を、柔らかい布で丁寧に拭き取りましょう。コマとコマの間には汚れが溜まりやすく、これが錆や悪臭の原因になります。月に一度程度、毛先の柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングすると、汚れをかき出すことができます。

  • 革ベルト: 革は汗を吸い込むと、シミ、硬化、ひび割れ、そして悪臭の原因となり、寿命を著しく縮めます。夏場の革ベルトの使用は、ある程度の消耗を覚悟する必要があります。

    • ケア方法: 使用後は、吸湿性の良い柔らかい布で汗を拭き取り、風通しの良い場所で必ず陰干ししてください。

    • 賢い選択: 夏の間だけ、金属ブレスやラバーベルト、ナイロンベルトに交換するのも、大切な革ベルトを長持ちさせるための非常に有効な方法です。

② 防水性能を過信しない 時計の文字盤に「WATER RESISTANT」や「10BAR」といった防水性能の表記があっても、それを鵜呑みにするのは危険です。

  • パッキンの劣化: 時計の防水性能は、裏蓋やリューズ部分に使われているゴム製のパッキンによって保たれています。このパッキンは経年劣化するため、数年に一度は交換が必要です。特にヴィンテージ時計の場合、防水性能は無いに等しいと考えるべきです。

  • 使用後のケア: 海やプールで防水時計を使用した後は、必ず真水で塩分や塩素をしっかりと洗い流し、乾いた布で水分を拭き取ってください(メーカーの指示に従ってください)。

  • リューズの確認: ねじ込み式リューズがきちんと閉まっているか、常に確認する習慣をつけましょう。ここが防水の要です。

③ ガラスの曇りは危険信号! もし、時計のガラスの内側が曇ってしまったら、それは内部に湿気が侵入している危険なサインです。これを放置すると、文字盤のシミや、心臓部であるムーブメントの錆に繋がり、高額な修理費用がかかるか、最悪の場合修理不可能となってしまいます。すぐに時計修理店や、私たちおたからや大船東口店のような専門知識を持つ店舗にご相談ください。

④ プロによる定期メンテナンスの重要性 夏は時計にとって最も負担が大きい季節です。できれば夏が終わった秋口に、プロによる点検やブレスレットの洗浄、防水テストなどを受けるのが理想です。そして、何よりも大切なのが、3年~5年に一度の**オーバーホール(分解掃除)**です。これが、結果的にあなたの時計の寿命と価値を守るための最善策となります。


「もしやダメージが…」と思ったら大船のプロにご相談ください


ここまでお読みいただき、「もしかしたら、自分のジュエリーや時計もダメージを受けているかもしれない」とご不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

  • 「金のネックレスが汗でかぶれるようになり、心なしか色も黒ずんで見える。」

  • 「大切にしていた真珠のネックレスの輝きが、以前よりも鈍く、白っぽくなった気がする。」

  • 「防水のはずの時計なのに、クーラーの効いた涼しい部屋に入ると、ガラスの内側がうっすらと曇ることがある。」

  • 「お気に入りの時計の革ベルトから、汗の嫌な臭いが取れなくなってしまった。」

これらの症状は、すでに夏のダメージが進行しているサインかもしれません。しかし、自己判断で諦めてしまうのは早計です。


夏の終わりの総点検!「おたからや大船東口店」ができること


買取専門店 おたからや大船東口店では、夏の間にダメージを受けたかもしれないジュエリーや時計の状態を診断し、適切なアドバイスをさせていただくことが可能です。

  • 無料コンディションチェックとご相談: 査定は無料です。お品物を拝見し、そのコンディションについてプロの視点からアドバイスいたします。簡単なクリーニングで輝きが戻るのか、専門的な修理が必要なのか、といったご相談にも応じます。

  • 現在の価値の再確認: ダメージがある場合でも、そのお品物が持つ素材としての価値、ブランドとしての価値、デザインとしての価値は残っています。その現在の価値を、最新の市場価格に基づいて正確に査定し、お伝えします。

  • メンテナンスや修理のご相談: 当店は、信頼できるジュエリーや時計の修理工房とも連携しております。本格的な修理やオーバーホール、新品仕上げなどをご検討の場合も、適切な窓口としてお気軽にご相談ください。


「このまま使い続ける」か「価値があるうちに手放す」か。どちらの選択肢を考える上でも、まずは現在のコンディションと価値を正確に知ることが重要です。


まとめ:夏の思い出と共に、大切なジュエリーの輝きも守りましょう


夏の強い日差し、そして汗や湿気は、私たちが思う以上にジュエリーや時計にとって大敵です。しかし、そのダメージを防ぐ鍵は、決して難しいことではありません。

  • 使用後の「ひと拭き」を習慣にする。

  • 素材に合わせた「正しいケア」を心掛ける。

  • 「適切な場所」で保管する。

そして、時計の場合は特に防水性能を過信せず、定期的なプロのメンテナンスを怠らないこと。

これらの基本的なことを守るだけで、あなたの大切なジュエリーや時計の輝きと価値は、永く保たれます。 もし、夏の間に受けたダメージが気になる方、正しいケア方法が分からずお困りの方、そしてご自身のコレクションの現在の価値を知りたい方は、ぜひ一度、大船駅東口からすぐのおたからや大船東口店へお気軽にご相談ください。

夏の楽しい思い出と共に、あなたの大切な資産の輝きも守るお手伝いを、私たち専門家がさせていただきます。

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