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おたからや戸塚店のブログ

【真珠の種類と価値】アコヤだけじゃない!白蝶/黒蝶/淡水真珠…特徴と見極め方、買取専門店が解説

  • 執筆者の写真: おたからや大船店スタッフ2号
    おたからや大船店スタッフ2号
  • 6月19日
  • 読了時間: 14分

「真珠といえば、やはりアコヤ真珠。あの清楚な輝きは日本人の肌によく合うね」

「妻が持っている黒い真珠のネックレス、あれは一体どんな種類で、価値はあるのだろうか?」


皆様、真珠と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、上品な白い輝きを放つアコヤ真珠ではないでしょうか。冠婚葬祭の必需品として、また大切な方への贈り物として、長年親しまれてきました。しかし、真珠の世界はアコヤ真珠だけにとどまらず、それぞれに個性豊かな魅力と価値を持つ、白蝶真珠、黒蝶真珠、淡水真珠といった多様な仲間たちが存在します。

ブラックパール

こんにちは!買取専門店 おたからや大船東口店です。私たちは日々、様々な宝石・ジュエリーの査定を行っておりますが、真珠はその種類の豊富さ、そして品質の見極めの奥深さに、いつも驚かされます。

この記事では、日本の代表格であるアコヤ真珠はもちろんのこと、南洋の至宝と称される白蝶真珠や黒蝶真珠、そして多彩な魅力を持つ淡水真珠まで、それぞれの特徴、美しさ、そしてその価値を見極めるための重要なポイントを、専門店の視点から分かりやすく解説いたします。お手持ちの真珠の価値を再認識し、その魅力をより深く知るきっかけとなれば幸いです。


真珠の種類?価値は何で決まる?覚えておきたい基本の評価基準


個別の真珠の種類に触れる前に、まず真珠の価値を評価する際に用いられる基本的な要素について簡単にご説明します。これらは、どの種類の真珠にも共通して重要となるポイントです。


  1. テリ(輝き): 真珠の命とも言える、内側から発するような深みのある光沢のこと。真珠層の厚さや均一性、結晶の緻密さによって決まります。テリが強いほど、真珠は美しく輝き、価値が高まります。

  2. 巻き(真珠層の厚さ): 核の周りに形成される真珠層の厚みのこと。巻きが厚いほど、テリが良くなり、耐久性も増し、深みのある色合いになります。

  3. 形(シェイプ): 完全な球形(真円)に近いほど高価とされます。その他、ドロップ(しずく型)、オーバル(卵型)、ボタン(半球に近い形)、バロック(不定形)などがあり、それぞれの形で美しいものは評価されます。

  4. キズ(表面の状態): 真珠の表面にある突起や凹み(エクボ)、シワ、ヒビなどの欠点の少なさ。キズが少なく、表面が滑らかであるほど評価は高くなります。

  5. サイズ(大きさ): 一般的に、同じ品質であればサイズが大きいほど希少価値が高まり、価格も上昇します。ただし、真珠の種類によって標準的なサイズは異なります。

  6. 色(カラー): 真珠本体の色(ボディカラー)と、表面に現れる干渉色(テリが生み出す虹色の輝き)の調和が重要です。種類ごとに人気のある色や希少な色が存在します。


これらの要素を総合的に見て、真珠の価値は判断されます。


日本の誇るスタンダード「アコヤ真珠」- その特徴と価値再発見


まずは、私たち日本人にとって最も馴染み深いアコヤ真珠です。


  • 特徴:

    • 母貝: アコヤ貝(Pinctada fucata martensii)。

    • 主な産地: 日本が世界に誇る代表的な産地で、愛媛県の宇和海、三重県の伊勢志摩、長崎県の対馬・壱岐などが有名です。

    • サイズ: 一般的には直径6mm~9mm程度のものが中心です。10mmを超える大珠は非常に希少で高価になります。

    • 色: 最も代表的なのは、ほんのりピンク色を帯びたホワイト系(通称「ピンク系ホワイト」)。その他にも、ホワイト系、クリーム系、ゴールド系、そして希少なナチュラルブルーやナチュラルグレー系などがあります。

    • テリ: 真珠の中でも特にテリが強く、シャープで繊細な輝きが特徴です。真珠層が緻密に巻いているため、美しい干渉色(ピンクやグリーンのオーロラのような輝き)が現れます。

    • 形状: 比較的、真円に近いものが多く産出されます。

  • 価値の見極めポイント:

    • 何よりも**「テリ」の強さと「巻き」の厚さ**が重要です。真珠層が厚く、内側から輝くような強い光沢を持つものは高評価です。

    • キズやエクボが少なく、表面が滑らかであること。

    • 形が真円に近いこと。

    • 色が均一で、美しい干渉色が見られること。特に「花珠(はなだま)」と呼ばれる、巻き・テリ・形・キズ・色の全てにおいて最高品質と認められたアコヤ真珠は別格の価値を持ちます。

    • 近年では、人工的な調色処理を施さない**「無調色(ナチュラルカラー)」のアコヤ真珠**も、その自然な美しさと希少性から人気が高まっています。

  • 買取専門店 おたからや大船東口店での評価: アコヤ真珠は、冠婚葬祭用のネックレスやイヤリングとして安定した需要があります。特に、大珠で品質の高い花珠や、無調色の美しいネックレスセットなどは高価買取が期待できます。古いものでも、状態が良く品質が高ければ価値が認められます。


南洋の女王「白蝶真珠(南洋真珠ホワイト/ゴールド)」- 大粒の気品と豪華絢爛な輝き


次に、その大きさと華やかさで人々を魅了する**白蝶真珠(南洋真珠)**です。「南洋の女王」とも称され、特別な存在感を放ちます。


  • 特徴:

    • 母貝: 白蝶貝(Pinctada maxima)。貝殻の内側の縁の色によって、シルバーリップ種とゴールドリップ種の2種類があります。

    • 主な産地: オーストラリア(主にシルバーリップ)、インドネシア、フィリピン、ミャンマー(主にゴールドリップ)など、赤道を中心とした暖かい海域。

    • サイズ: 直径10mm以上の大粒なものが中心で、中には15mmを超えるものや、稀に20mm近いものも産出されます。

    • 色: シルバーリップ種からは、純白に近いホワイト系や、深みのあるシルバー系の真珠が生まれます。一方、ゴールドリップ種からは、**華やかなゴールド系の真珠(ゴールデンパール)**が産出され、その濃い金色は非常に価値が高いとされます。

    • テリ: アコヤ真珠のシャープな輝きとは異なり、白蝶真珠のテリは、シルクのようになめらかで、しっとりとした深みのある光沢が特徴です。重厚感があり、存在感のある輝きです。

    • 形状: 真円のものはもちろん、ドロップ型、オーバル型、ボタン型、そして個性的なバロック型など、多彩な形があります。

  • 価値の見極めポイント:

    • まずサイズの大きさが評価のポイントになりますが、それ以上に**「巻き」の厚さと「テリ」の強さ**が重要です。大粒でも巻きが薄くテリが弱ければ評価は下がります。

    • ホワイト系は、純粋な白さや、ほんのりピンクやシルバーの干渉色が見られるものが好まれます。

    • ゴールド系は、色の濃さと均一性が非常に重要で、赤みがかった濃いゴールド(リッチゴールド)ほど高価になります。シャンパンゴールドからオレンジがかったゴールドまで色幅があります。

    • キズやエクボが少なく、表面が滑らかであること。

    • 形が整っていること。特にネックレスの場合、全体のバランスや珠の揃い具合(連相)も重要です。

  • 買取専門店 おたからや大船東口店での評価: 白蝶真珠は、そのボリューム感と華やかさから、パーティーシーンなどで映えるジュエリーとして人気があります。特に、大粒でテリの良いホワイト系や、色の濃い高品質なゴールデンパールは、近年価格が高騰しており、高価買取が期待できる代表的な真珠です。


神秘の輝き「黒蝶真珠(南洋真珠ブラック)」- 孔雀の羽をまとうシックな魅力


続いては、その神秘的な色合いで多くの人々を虜にする**黒蝶真珠(南洋真珠)**です。タヒチ産が有名で、「タヒチアンパール」とも呼ばれます。


  • 特徴:

    • 母貝: 黒蝶貝(Pinctada margaritifera)。

    • 主な産地: フランス領ポリネシアのタヒチが中心ですが、その他、クック諸島や沖縄などでも養殖されています。

    • サイズ: 一般的には直径8mm~14mm程度のものが多く、15mmを超えると大珠とされます。

    • 色: 黒蝶真珠の最大の魅力はその多彩な色合いです。ベースとなるのはブラック系ですが、単なる黒ではなく、グリーン、レッド、ブルー、グレー、ブラウン、イエローなどの様々な干渉色が複雑に混ざり合い、見る角度によって表情を変えます。

    • 特に、孔雀の羽の色に例えられる、**緑色を基調に赤みがかった虹色の干渉色を持つものは「ピーコックグリーン(またはピーコックカラー)」**と呼ばれ、黒蝶真珠の中で最も評価が高く、人気があります。

    • テリ: メタリックな輝きや、深みのあるベルベットのような光沢が特徴です。

    • 形状: 真円は希少で高価。ドロップ型、オーバル型、バロック型、そして珠の側面に溝があるサークル型なども多く見られます。

  • 価値の見極めポイント:

    • 色の評価が非常に重要です。最高品質とされる「ピーコックグリーン」をはじめ、鮮やかで深みのあるグリーン系、レッド系の干渉色がはっきりと見られるものは高価になります。単なる濃いグレーや、色合いがぼやけているものは評価が下がります。

    • テリの強さ巻きの厚さも極めて重要です。黒蝶真珠は、その深い色合いゆえにテリが際立ちます。

    • キズやエクボが少なく、表面が滑らかであること。

    • ネックレスの場合は、珠の色やサイズ、テリが揃っているか(連相)が評価を大きく左右します。

  • 買取専門店 おたからや大船東口店での評価: 黒蝶真珠は、そのシックでミステリアスな魅力から、大人の女性を中心に高い人気があります。特に、テリが強く、美しいピーコックカラーのものは希少価値が高く、高価買取が期待できます。個性的なバロック形状のものも、デザインによっては評価されることがあります。


多彩な表情「淡水真珠」- カジュアルから個性派ジュエリーまで


最後に、最も多様な色と形を持つ淡水真珠についてご紹介します。


  • 特徴:

    • 母貝: イケチョウガイやカラスガイといった、主に淡水に生息する二枚貝。

    • 主な産地: 現在は中国が世界の生産量の大部分を占めています。かつては日本の琵琶湖でも盛んに養殖されていました(琵琶パール)。

    • サイズ: 数mmの小粒なものから、近年では10mmを超える大粒なものまで、サイズも非常に多様です。

    • 色: 淡水真珠の最大の魅力は、その色のバリエーションの豊富さです。ホワイト系、ピンク系、オレンジ系、パープル(ラベンダー)系など、天然で多彩な色合いが生まれます。染色処理を施さなくても美しい色を持つものが多くあります。

    • 形状: ライス型、ポテト型、ドロップ型、ボタン型、コイン型、スティック型、そして個性的なバロック型など、他の真珠には見られないユニークな形が特徴です。真円に近いものは以前は少なかったですが、近年の養殖技術の向上により、品質の高いラウンド型のものも増えています。

    • テリ: 一般的にアコヤ真珠のシャープな輝きとは異なり、柔らかく優しい光沢を持つものが多いですが、中にはメタリックな強い輝きを放つ高品質なものもあります。

    • 価格: 他の海水真珠に比べて比較的安価なものが多く、カジュアルに楽しめる真珠として人気です。ただし、品質の高い大珠や、希少な色、強いテリを持つものは高価で取引されます。

  • 価値の見極めポイント:

    • 淡水真珠も、他の真珠と同様にテリ、巻き、形、キズ、サイズ、色が評価の基本となります。

    • 特に、メタリックな輝きを持つもの、色の濃い美しいパープルやオレンジ、大粒で形の整ったラウンド型などは高評価を得やすいです。

    • ネックレスの場合、全体の色の調和や形の揃い具合も重要です。

    • デザイン性の高いジュエリーに使用されている場合は、そのデザインも評価の対象となります。

  • 買取専門店 おたからや大船東口店での評価: 淡水真珠は、日常使いしやすい手頃な価格のジュエリーから、デザイナーズジュエリーに使われる個性的なものまで幅広いです。以前は「安価な真珠」というイメージが強かったかもしれませんが、近年は品質が著しく向上しており、特に大珠でテリの良いものや、希少な色、メタリック光沢を持つものは、しっかりと価値を評価し買取させていただきます。


お手持ちの真珠、その価値は?専門家による見極めが重要です


ここまで、アコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠、淡水真珠という代表的な4種類の真珠について、その特徴と価値の見極め方をご説明してきました。

しかし、実際にこれらの真珠の種類や品質を正確に見極めるのは、専門家でなければ非常に難しい作業です。


  • 色の微妙なニュアンスや干渉色の評価

  • テリの強さや巻きの厚さの判断

  • キズやエクボの程度と、それが価値にどれだけ影響するかの判断

  • 人工的な処理(調色、染色、コーティングなど)の有無の判別

  • そして、それらを総合的に評価し、現在の市場価格に照らし合わせた適正な価値を算出すること

これらは、長年の経験と専門知識を持つプロフェッショナルだからこそ可能な領域です。もし、お手持ちの真珠に鑑別書があれば、そこには真珠の種類、サイズ、天然色か処理か、といった基本的な情報が記載されており、価値を判断する上で大きな助けとなります。しかし、鑑別書がない場合や、情報が古い場合でもご安心ください。

買取専門店 おたからや大船東口店では、真珠に関する専門知識と豊富な査定経験を持つスタッフが、お客様の大切な真珠を一点一点丁寧に拝見し、その価値を正確に見極めます。


「もしお持ちでしたら…」価値ある真珠の特徴例


ここで、具体的な「買取事例」の代わりに、「もし、このような特徴の真珠をお持ちでしたら、価値が高い可能性があります」という例をいくつかご紹介します。


  • アコヤ真珠の例:

    • 「昔、結納品としていただいたアコヤ真珠のネックレスとイヤリングのセット。珠の大きさが8mm以上あり、全体的にピンクがかったホワイトで、強いテリとほとんどキズのない美しいもの。購入時の『花珠鑑別書』も大切に保管している。」

  • 白蝶真珠の例:

    • 「20年ほど前に海外の宝石店で購入した、直径13mm以上ある大粒のゴールデンパールの指輪。色は濃く深みのあるゴールドで、目立つキズもない。豪華なデザインの箱も一緒に残っている。」

  • 黒蝶真珠の例:

    • 「数年前にタヒチ旅行の記念に購入した黒蝶真珠のペンダントトップ。グリーンをベースに赤い干渉色がはっきりと見え、まるで孔雀の羽のような複雑な色合い。テリも非常に強い。」

  • 淡水真珠の例:

    • 「アンティークショップで見つけた、大粒でメタリックなパープル色の淡水真珠を使ったブローチ。形はバロックだが、その独特の色と輝きが非常に美しい。」


これらの例はあくまで一例ですが、お手持ちの真珠に思い当たる節があれば、それは価値ある逸品かもしれません。


真珠の価値を正しく評価!「買取専門店 おたからや戸塚店」へご相談ください


「この真珠、アコヤなのかしら、それとも南洋?」 「古いものだけど、価値があるのか見てほしい」

そんな時は、ぜひ買取専門店 おたからや大船東口店にご相談ください。


  • あらゆる真珠への深い専門知識: 当店は、アコヤ真珠はもちろんのこと、白蝶真珠(ホワイト・ゴールド)、黒蝶真珠、淡水真珠など、あらゆる種類の真珠に関する深い専門知識と、長年の豊富な買取実績がございます。

  • 確かな鑑定眼で価値を最大化: それぞれの真珠が持つ特徴、品質基準(テリ、巻き、形、キズ、サイズ、色)、処理の有無、そして最新の市場動向を的確に把握し、お客様の大切な真珠の価値を最大限に評価することをお約束いたします。

  • 鑑別書がない場合もご安心を: 鑑別書がないお品物でも、当店の専門査定士が丁寧に拝見し、価値を見極めます。必要に応じて、信頼できる提携の宝石鑑別機関での鑑別代行(※費用が発生する場合があります)も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

  • お客様にご納得いただける査定: なぜその査定額になるのかを、分かりやすく丁寧にご説明し、お客様にご納得いただいた上でのお取引を何よりも大切にしております。

  • 便利な買取システムと安心のサービス:

    • 店頭買取: 戸塚駅近くの店舗で、直接専門スタッフが査定いたします。

    • 出張買取: ご自宅まで専門スタッフがお伺いし、その場で査定・買取いたします(対象エリアなど詳細はお問い合わせください)。

    • 宅配買取: 全国どこからでも送料無料でご利用いただける便利なサービスです。梱包キットもご用意しております。 査定はすべて無料、秘密厳守ですので、安心してご利用いただけます。一点からでもお気軽にご相談ください。


まとめ:アコヤだけではない真珠の多様な魅力。その輝きの価値、専門家が見極めます。


真珠の世界は、私たちが普段よく目にするアコヤ真珠だけにとどまらず、南洋の海で育まれる大粒で華やかな白蝶真珠(ホワイト・ゴールド)、タヒチのラグーンが生み出す神秘的な黒蝶真珠、そして多彩な色と形を持つ淡水真珠など、実に多様な魅力に満ち溢れています。

それぞれの真珠が持つ個性的な特徴(色、サイズ、テリ、形など)を理解し、その価値を見極めることは、お手持ちのジュエリーをより深く愛し、また、もし手放される際には適正な評価を得るために非常に重要です。

ご自宅の宝石箱や箪笥の奥に、長い間眠っている真珠のジュエリーはありませんか? その種類や価値が分からなくても、どうぞご心配なさらないでください。ぜひ一度、買取専門店 おたからや大船東口店の無料査定をご利用いただき、その真珠が持つ本当の輝きと価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

その一粒一粒に込められた物語と美しさを、私たち専門家の目でしっかりと見極め、お客様にご満足いただけるよう努めてまいります。あなたのジュエリーボックスに、思わぬ「お宝」が眠っているかもしれません。

 
 
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